方言はいつも新しい世界を開いてくれます。
初めて『ひまだれ』という言葉の発音を聞いて
とても緩やかないい言葉だと感じました。
せちがらくせわしい世の中の上に「ひま」という「タレ」を
とろ~りかけてやることでこわばった神経も緩み
みんな仲良くなれるような気がしました。
仕事の合間に一服のお茶の時間があるからがんばれるように、
何も生まないけれど暮らしを豊かにしてくれる
無為の時間を楽しく生きる、それが『ひまだれ』の力だと思います。

村長のひまだれタイム

4月  |  2017年4月1日

#01

石巻に、一・二を争う人気を誇る料亭があります。市長が常連でいらっしゃるほどのお店なのですが、今回は、そこで使われているお皿のエピソードをご紹介します。実はそのお皿をつくったのは、4人のおじさん。水道屋、協同組合の職人というように、陶芸を本業にしている人は一人もいません。話のきっかけは数年前に遡ります。

震災の後、様々な経緯で雄勝石の採掘権を譲渡されました(すいません、経緯の詳細は割愛します)。でも「石を扱う仕事なんてしていないし、譲渡されても…はて、どうする?」と。そこで「とりあえず雄勝石で商品でもつくってみようか」と集結したのが、前述した4人のおじさんでした。

雄勝町内にできた「波板地域交流センター ナミイタ・ラボ」を拠点にして、陶芸家を招いてアドバイスを仰ぎ、皿をつくる日々。悪戦苦闘の連続で、もちろん当時は、自分たちの皿が料亭で使われるなんて想像すらしていませんでした。それだけに、料亭で使われることが決まった時の喜びはひとしおだったとか。料亭の方も、雄勝石独特の割れ方がすごく気に入ったそうで、後日、感謝の意を込めておじさんたちを食事に招待したことを聞きました。

私もおじさんです。同じくらいの歳で新しいことにチャレンジする人たちの話を聞いて、気合が入りました。しかもそのおじさんたちが新しい未来を見るきっかけになったのが、ワークショップで何度も使っている雄勝石。いやぁ、東北にまた教えられました。「爺」と書いて「みらい」と読む、と。

完

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