どうしても毎日出てしまう生ごみ。
嫌な臭いやコバエの発生に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
その悩みを解決してくれるのが家庭用生ごみ処理機です。
今回は、人気の家庭用生ごみ処理機であるパナソニックMS-N53XDとナグアレップNAGUALEPnanoを5つの項目で比較してみました。
生ごみ処理機といっても、色々な種類があり、どれを選べはいいのか迷ってしまいますよね。
そこで、今回は家庭用生ごみ処理機を購入する際に基本となる「1.処理方式」「2.処理容量&時間」「3.対応食材」「4.運転音」「5.価格(本体・消耗品・電気代)」の5つの項目で比較しています。
両製品の良いところも悪いところも正直にお伝えしていきますよ。
これからどちらを買おうか迷っている人は参考にしてみてくださいね。
パナソニックMS-N53XDとナグアレップNAGUALEPnanoのスペック表
まずは以下の通り、表形式でパナソニックMS-N53XDとナグアレップnanoの各項目を比較しました。
項目 | パナソニックMS-N53XD | ナグアレップnano |
処理方式 | 温風乾燥式 | 高温乾燥式 |
サイズ 幅×奥行×高さ | 26.8×36.5×55(cm) | 27.2×36.0×35.1(cm) |
消費電力 | 約800W/日 | 約150W/日 |
月額電気料金 | 約600〜2,880円/月 約23〜93円/日 (1日1回使用した場合) | 約117円/月 約3.9円/日 (1日1回使用した場合) |
(交換目安) | 維持費処理容器 (交換目安の記載なし) 7,150円 | 活性炭フィルター (6ヶ月に1回) 6,930円 |
運転音量 | 約42db〜44db | 約35db |
最大処理容量 | 約6L/回 | 約3.5L/回 |
処理時間 | 約1時間40分(約400gを標準モードで処理した場合) 約2時間10分(約400gをソフト乾燥モードで処理した場合) | 約30分~8時間(平均処理時間2〜3時間) |
脱臭方式 | スパイラル方式「プラチナパラジウム触媒」 | 活性炭フィルター方式 |
重さ | 12kg | 8.2kg |
助成金 | 対象 | 対象 |
購入価格 | 117,200円 | 140,800円 |
販売会社名 | パナソニック株式会社 | MadSpaceJapan社 |
会社ホームページ | http://panasonic.com | https://nagualep.jp/ |
購入先 | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら |
パナソニックMS-N53XDとナグアレップnanoは、どちらも乾燥式の生ごみ処理機です。
パナソニックMS-N53XDは、独自技術のスパイラル方式「プラチナパラジウム触媒」で生ゴミの嫌な臭いをしっかりシャットアウトしますよ。
また、消耗品がなく、維持費を心配する必要がありません。
しかし消費電力が大きいため、電気代が高いのがデメリットです。
一方、ナグアレップnanoは126℃の高温で生ごみを乾燥させ、粉砕まで行います。
活性炭フィルターがついており、生ごみの嫌な臭いもしっかり除去してくれますよ。
また、パナソニックMS-N53XDよりも消費電力が小さく、電気代は約117円/月しかかかりません。
本体価格が高いことが懸念点ですが、電気代が安く済むことを考えると、将来的にはお得かもしれませんね。
パナソニックMS-N53XDとナグアレップNAGUALEPnanoを5つの項目で比較しました!
1.処理方式で比較 | 生ごみの処理方式で比較してみました。 |
2.処理容量&時間で比較 | 生ごみを処理できる容量と処理にかかる時間で比較してみました。 |
3.対応食材で比較 | 生ごみ処理機に投入できる食材の種類で比較してみました。 |
4.運転音で比較 | 生ごみ処理機の運転音の大きさで比較してみました。 |
5.価格で比較 | 生ごみ処理機の本体価格・消耗品価格・電気代で比較してみました。 |
上記5つの項目で、パナソニックMS-N53XDとナグアレップnanoを比較してみました。
知りたい項目をタップすると飛べるようになっていますよ。
パナソニックMS-N53XDとナグアレップNAGUALEPnanoを処理方式で比較!
パナソニックMS-N53XD | ナグアレップnano | |
処理方式 | 温風乾燥式 | 高温乾燥式 |
処理方法 | 温風による乾燥 | 高温による乾燥 |
設置場所 | 室内・屋外とも設置可能 | 室内 |
バイオ基材の補充 | 不要 | 不要 |
処理中の臭い | ほぼなし | 独特の焦げたにおいがする |
詳細 | 130℃の温風で乾燥させ、独自技術の「プラチナパラジウム触媒」で脱臭を行う | 最大126℃の高温で生ごみを乾燥させ、自動研磨で粉砕まで行う |
パナソニックMS-N53XDは130℃の温風で生ごみを乾燥・除菌します。
処理中の臭いもほとんどなく、室内にも安心して設置できますよ。
屋外に設置する場合は、軒下などの雨ざらしにならない場所に設置するようにしてくださいね。
サイズ感や使い勝手が気になるという方は、定額利用サービスがおすすめです。
故障時の保証も付いているので、安心して利用できますよ。
一方、ナグアレップnanoは最大126℃の高熱で生ごみを乾燥します。
さらに、自動研磨装置が付いており、乾燥させた生ごみを粉砕まで行いますよ。
大幅にごみの量を削減できるので、面倒なごみ出しも楽になりそうですね。
パナソニックMS-N53XDとナグアレップNAGUALEPnanoを処理容量&時間で比較!
パナソニックMS-N53XD | ナグアレップnano | |
処理時間の目安 | 【標準モード】 約400g:約1時間40分 約700g:約2時間15分 約1,000g:約3時間 約2,000g:約5時間40分 【ソフト乾燥モード】 約400g:約2時間10分 約700g:約3時間30分 約1,000g:約4時間30分 約2,000g:約8時間30分 | 30分~8時間(平均2〜3時間) |
最大処理量/回 | 約6.0L | 約3.5L |
パナソニックMS-N53XDは、2つの処理方法があります。
樹木の栽培に適した肥料になる「標準モード」と、草花の栽培に適した肥料になる「ソフト乾燥モード」です。
処理後の生ごみがより有効的な肥料になるよう、地球環境に配慮した設計になっていますよ。
家庭菜園をしている人にも嬉しい機能ですね。
また、1回に処理できる容量が約6.0Lと、ナグアレップnanoの約1.7倍もあります。
大家族や、1日にまとめて処理をしたいという人におすすめですよ。
一方で、ナグアレップnanoは最短30分で処理ができます。
容量は小さいですが、処理時間が短い分、細めに処理ができますね。
綺麗好きな人や、毎食後に処理をしたいという人に向いていますよ。
パナソニックMS-N53XDとナグアレップNAGUALEPnanoを対応食材で比較!
パナソニックMS-N53XD | ナグアレップnano | |
対応できる食材 | 人間が食べて消化できるもの ご飯・麺類 魚の骨 卵の殻1~2個(他の野菜ごみと混ぜればOK) | 人間が食べて消化できるもの 卵の殻 魚の骨 手羽先の骨 |
処理できない物 | ペットのフン ⽜‧豚‧⿃などの⾻、多量の卵の殻、⾙殻など固いもの 果物の固い種 生花・落ち葉 プラスチック ビニール 箸 引火性物質(アルコール、ガソリンなど) 薬品類(化粧品、洗剤、漂白剤など) 着火剤(マッチ、ライターなど) | ペットのフン 牛骨や豚骨、貝殻などの大きく固いもの プラスチック ビニール 箸 引火性物質(アルコール、ガソリンなど) 薬品類(化粧品、洗剤、漂白剤など) 着火剤(マッチ、ライターなど) |
パナソニックMS-N53XDもナグアレップnanoも、基本的に人間が食べて消化できるものは対応しています。
しかし、両製品とも牛骨や豚骨、貝殻など大きく固いものは処理ができません。
処理容器が傷つき、故障の原因になるので注意しましょう。
魚の骨や少量の卵の殻くらいであれば大丈夫ですよ。
また、ナグアレップnanoはご飯やジャガイモなどデンプンを多く含む食品を単独で入れると焦げついてしまう可能性があります。
単独で処理せず他の生ごみと一緒に処理するようにしてくださいね。
パナソニックMS-N53XDとナグアレップNAGUALEPnanoを運転音で比較!
パナソニックMS-N53XD | ナグアレップnano | |
運転音量 | 約42db〜44db | 約35db |
運転音の目安 | 図書館内程度 | ささやき声程度 |
運転音量はナグアレップnanoの方が静かです。
しかし、パナソニックMS-N53XDも日常生活上では気になる音量ではありません。
パナソニックMS-N53XDは図書館程度、ナグアレップnanoはささやき程度の静かさですよ。
一般的に6dB増えると音の大きさは2倍になると言われており、パナソニックMS-N53XDはナグアレップnanoの倍くらいの音量でしょう。
なので、夜中寝ている時などに運転音が気になる人もいるようです。
気になる場合は置き場所を変えたり、稼働時間を変えてみたりするのもいいかもしれません。
パナソニックMS-N53XDとナグアレップNAGUALEPnanoを料金で比較!
パナソニックMS-N53XD | ナグアレップnano | |
本体価格 | 117,200円 | 140,800円 |
消耗品 | 消耗品はなし ただし、処理容器は購入可能 (交換目安の記載なし) 7,150円 | 活性炭フィルター:6,930円 交換目処:6ヶ月に1回 |
(内容・量により異なります) | 電気代目安約23〜93円/日 約600〜2,880円/月 (1日1回使用した場合) | 約3.9円/日 約117円/月 (1日1回使用した場合) |
本体価格、消耗品の有無で比較すると、パナソニックMS-N53XDのほうが安いです。
ナグアレップnanoは脱臭に必要な活性炭フィルターを交換しなければなりません。
交換せずに使い続けると悪臭の原因になるため、きちんと交換するようにしましょう。
しかし、電気代で比較するとナグアレップnanoの方が安く、長期的にはナグアレップnanoの方がお得かもしれませんね。
使用頻度や生ごみの量によって、どちらの生ごみ処理機が良いのか検討してみてください。
パナソニックMS-N53XDをおすすめの方はこんな人!
パナソニックMS-N53XDは下記のような人におすすめです。
- 1度に大量の生ごみを処理したい人
- 初期費用を抑えたい人
- 大手メーカーの製品を使いたい人
- 家庭菜園をする人
- 試しに使ってみてから購入を検討したい人
パナソニックMS-N53XDは、1度に6.0Lの生ごみを処理することができます。
大家族で生ごみが大量に出る人におすすめですよ。
処理方式は、肥料の用途によって選べる「標準モード」と「ソフト乾燥モード」があるので、家庭菜園をしている人にも向いています。
また、ナグアレップnanoよりも本体価格が安く、消耗品もありません。
さらに、パナソニックは大手メーカーなので、信頼度が高い人も多いのではないでしょうか
日本製の商品を使いたいという人にもパナソニックMS-N53XDは向いていますよ。
購入しようか迷っている人は定額利用サービスがおすすめです。
解約するか購入するかは使ってから決められるので、試してみてくださいね。
ナグアレップNAGUALEPnanoをおすすめの方はこんな人!
ナグアレップnanoは下記のような人におすすめです。
- お手入れが面倒くさい人
- 電気代を抑えたい人
- 細めに生ごみ処理をしたい人
ナグアレップnanoには自動洗浄機能が搭載されています。
マグカップ一杯分の水を入れ、ボタンを押すだけで簡単に内部を掃除できますよ。
生ごみ処理機を購入したいけど、お手入れが面倒くさいという人におすすめです。
また、最短30分で処理が完了するため、毎食後など細めに生ごみ処理が可能ですよ。
電気代も安く、月に約117円しかかからないので光熱費を気にする必要もありません。
まとめ
今回は生ごみ処理機として人気の商品、パナソニックMS-N53XDとナグアレップnanoの違いについて5つ紹介してきました。
両製品とも乾燥式の生ごみ処理機でしたね。
パナソニックMS-N53XDは大容量で、一度に沢山の生ごみを処理できることがメリットでした。
しかし、ナグアレップnanoと比較すると電気代が高く、運転音が大きい点が気になりました。
心配な方は、定額利用サービスで試してみるのがおすすめですよ。
一方、ナグアレップnanoは最短30分で処理ができ、ゴミの量を大幅に削減できることがメリットです。
しかし、活性炭フィルターの維持費がかかることと、本体価格が高いことが懸念点でしたね。
ただ、電気代は安く済むため、長い目で見るとお得かもしれません。
パナソニックMS-N53XDとナグアレップNAGUALEPnanoのよくある質問◯選
パナソニックMS-N53XDとナグアレップnanoのよくある質問について調べたのでそれぞれお答えします。
- パナソニックMS-N53XDの電気代は?
- パナソニックMS-N53XDの生ごみ処理機はどのくらい時間がかかりますか?
- パナソニックMS-N53XDの生ごみ処理機の温度は?
- パナソニックMS-N53XDに入れてはいけないものは何ですか?
- ナグアレップnanoとナグアレップNA2の違いは?
- ナグアレップnanoとは何ですか?
- ナグアレップnanoの大きさは?
- ナグアレップnanoに入れてはいけないものは?
- ナグアレップnanoの電気代はいくらですか?
パナソニックMS-N53XDの電気代は?
パナソニックMS-N53XDの電気代は、1日1回使用した場合約23〜93円/日です。
※電力料金目安単価31円/kWh(税込)で計算
処理する容量によって変動しますよ。
パナソニックMS-N53XDの生ごみ処理機はどのくらい時間がかかりますか?
パナソニックMS-N53XDの処理時間は、容量とモードによって異なります。
標準モードで処理した場合は、下記の通りです。
- 約400g:約1時間40分
- 約700g:約2時間15分
- 約1,000g:約3時間
- 約2,000g:約5時間40分
ソフト乾燥モードで処理した場合は、下記の通りです。
- 約400g:約2時間10分
- 約700g:約3時間30分
- 約1,000g:約4時間30分
- 約2,000g:約8時間30分
パナソニックMS-N53XDの生ごみ処理機の温度は?
パナソニックMS-N53XDの温風の温度は、約130℃です。
約130℃の温風で乾燥・除菌し、独自の脱臭技術で生ごみの嫌な臭いもしっかり抑えますよ。
パナソニックMS-N53XDに入れてはいけないものは何ですか?
パナソニックMS-N53XDは、基本的に人間が消化できないものは処理ができません。
具体的には、下記のものを投入しないようにしましょう。
- 牛・豚・鶏などの骨
- 多量の卵の殻
- 硬い貝殻や多量のアサリ・しじみ
- ガラス・陶磁器・金属類
- 爪楊枝や割り箸
- 輪ゴム
- スチールトレイ
- ポリ袋やラップ
- 多量の紙類
- ペットのふん
処理容器の傷つきや穴あき、かくはん羽根の回転不良など故障の原因になってしまいます。
また、アルコールを含むものや着火剤は引火の恐れがあるため、投入しないようにしてくださいね。
ナグアレップnanoとナグアレップNA2の違いは?
ナグアレップnanoとナグアレップNA2との違いは、容量、電気代、自動洗浄機能の有無です。
ナグアレップnanoはナグアレップNA2を改良して開発された製品なので、スペックや機能がパワーアップしていますよ。
ナグアレップnanoの方が沢山の生ごみを安い電気代で処理することが可能です。
さらに、自動洗浄機能が付いており、簡単にお手入れができますよ。
ナグアレップnanoとは何ですか?
ナグアレップnanoは、NAGUALEP社が開発した高温乾燥式の生ごみ処理機です。
NAGUALEP社という中国のベンチャー企業で開発した製品ですが、販売はMadSpaceJapan社が担っています。
ナグアレップnanoの大きさは?
ナグアレップnanoの大きさは27.2×36.0×35.1cmです。
重さは8.2㎏で、女性でも持ち運べますよ。
ナグアレップnanoに入れてはいけないものは?
ナグアレップnanoには、人間が食べて消化できないものは入れることができません。
具体的には下記のとおりです。
- 牛骨や豚骨、貝殻など大きく硬い物
- 引火性物質(アルコール、ガソリンなど)
- 薬品類(化粧品、洗剤、漂白剤など)
- 着火剤(マッチ、ライターなど)
- 粉類(小麦粉など)
- プラスチック
- ビニール
- 箸
製品寿命が短くなるので、注意しましょう。
ナグアレップnanoの電気代はいくらですか?
ナグアレップnanoの電気代は、1日約3.9円、月で約117円です。
※毎日1回使用した場合
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