人気の家庭用生ごみ処理機である「ナクスルNAXLU」と「パリパリキューPPC-11」を5つの項目で比較してみました。
毎日の生ゴミの処理って面倒くさいなと思ったことありませんか?
その問題を解決してくれるのが家庭用生ごみ処理機です。
生ごみ処理機は、たくさん比較するポイントがあるので調べるのが大変ですよね。
そこで、今回はふたつの商品を家庭用生ごみ処理機を購入する際に基本となる「1.処理方式」「2.処理容量&時間」「3.対応食材」「4.運転音」「5.価格(本体・消耗品・電気代)」の5つの項目で比較しています。
両製品の良いところ悪いところを含めて包み隠さずにお伝えしていきます。
どちらかの生ごみ処理機を買おうか迷っている方にぜひ参考にしていただければと思います。
「ナクスルNAXLU」と「パリパリキューPPC-11」のスペック表
まずは以下の通り、表形式で「ナクスルNAXLU」と「パリパリキュー」の各項目を比較しました。
項目 | ナクスル | パリパリキュー |
処理方式 | ハイブリッド方式 | 温風乾燥式 |
サイズ 幅×奥行×高さ | 38.5×43×58(cm) | 23×27×27(cm) |
消費電力 | 約1.44〜2.2W/日 | 約10W/日 |
月額電気料金 | 約800円〜約1,200円/月 (約27円~40円/日) | パリパリモード:約840円 〜約1,350円/月 (約28円~約45円/日) ソフトモード:約480円〜約690円 (約16円~約23円/日) |
(交換目安) | 維持費バイオ剤 (使用不可になった場合) 8,800円 UVランプ (1~2年に1回) 9,900円 | バスケット用水切りネット 15枚/袋 (購入時に付属) その後は市販のもので代用可能 網状の製品をご使用下さい 不織布の水切りネットは乾燥効率が悪くなります 脱臭フィルター 2個入 6,270円 (交換目安時期は4~9ヶ月) |
運転音量 | 30db以下(17.3db~23.2db) | 36db |
最大処理容量 | 1~1.5L/日 | パリパリモード:約1.4L~約2.8L ソフトモード:約1.1L~約2.0L |
処理時間 | 1〜24時間 | パリパリモード:約7時間30分~約10時間40分 ソフトモード:約4時間10分~約5時間20分 |
脱臭方式 | ハイブリッド脱臭システム | フィルター方式 |
重さ | 18(kg) | 4.1(kg) |
助成金 | 対象(※自治体による) | 対象(※自治体による) |
購入価格 | 127,600円(期間限定特別価格) | 49,500円 |
販売会社名 | 株式会社伝然 DENZEN Co.,Ltd. | 島産業株式会社 |
会社ホームページ | https://den-zen.net/ | https://onnela.asahi.co.jp/showroom/19526 |
購入先 | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら |
まずは、それぞれの商品についてのメリット・デメリットを端的にお伝えしますね。
同じ生ごみ処理機でも、処理方式や価格面で大きな違いがあるといえるでしょう。
ナクスルは、ハイブリッド方式の生ごみ処理機です。
ハイブリッド方式とは悪臭を99.84%除去してくれる強力脱臭で処理中も処理後も匂いが気にならないのが特徴。
デメリットとしては生ごみ処理機本体の大きく、価格が高価という点です。
メリットとしてはお手入れがしやすく、匂いを99.84%も除去してくれるという点。
一方で、パリパリキューは温風乾燥式の生ごみ処理機です。
乾燥させることで生ごみの量を約1/5まで軽くしてくれて腐敗しないため、ニオイやコバエの発生を抑え雑菌の繁殖もせず、室内を清潔に保てるのが特徴。
デメリットとしては交換が必要な消耗品が多いという点です。
メリットとしては生ごみ処理機本体価格は比較的安価という点が挙げられるでしょう。
どちらの生ごみ処理機も匂いを軽減してくれ、運転音も静音設計になっていますよ。
助成金対象商品なので活用すればよりお得に購入できます。
「ナクスル」と「パリパリキューPPC-11」を5つの項目で比較しました!
1.処理方式で比較 | 生ごみの処理方式で比較してみました。 |
2.処理容量&時間で比較 | 生ごみを処理できる容量と処理にかかる時間で比較してみました。 |
3.対応食材で比較 | 生ごみ処理機に投入できる食材の種類で比較してみました。 |
4.運転音で比較 | 生ごみ処理機の運転音の大きさで比較してみました。 |
5.価格で比較 | 生ごみ処理機の本体価格・消耗品価格・電気代で比較してみました。 |
上記5つの項目で、「ナクスル」と「パリパリキュー」を比較してみました。
知りたい項目からチェックできるようにタップして飛べるようにしています。
1.「ナクスル」と「パリパリキューPPC-11」を処理方式で比較!
2つの生ごみ処理機を比較してみて処理方式に大きな違いがあります。
ナクスルはハイブリッド方式パリパリキューは温風乾燥式の生ごみ処理機です。
ハイブリッド方式は、微生物が生ごみを空気に分解してくれるバイオ式と、生ごみを乾燥させてくれる乾燥式の良いとこどりをしていますよ。
空気に分解されるので、処理物の量もほとんど増えない設計になっているのが嬉しいですね。
パリパリキューは、60℃から80℃に温められた空気を送風し乾燥させます。
生ごみを低めの温度で乾燥させるため、処理中もイヤな匂いを抑える設計になっていますよ。
設置場所の違いとして室内のみのパリパリキューですが、ナクスルは雨晒しにならなければ屋外への設置も可能です。
住まいの設計によっては、ベランダに置きたい家庭もあるので比較材料になりますね。
2.「ナクスル」と「パリパリキューPPC-11」を処理容量&時間で比較!
ナクスル | パリパリキュー | |
処理時間の目安 | 1~24時間(全自動) | パリパリモード:約7時間30分~約10時間40分 :約1.4L~約2.8L ソフトモード:約4時間10分~約5時間20分 :約1.1L~約2.0L |
最大処理量/回 | 1~1.5kg/日 | パリパリモード:約2.8L ソフトモード:約2.0L |
ナクスルは24時間、常に運転しながら生ごみを分解してくれますので、いつでも生ごみを追加投入できるのが大きな特徴。
1日あたり最大1~1.5㎏の生ごみを処理できるので、4〜5人家族ぐらいの家庭であれば料理しながら出た生ごみはその都度入れても十分な処理できますね。
一方で、パリパリキューは追加投入ができないので、ある程度処理物を溜めてから処理を開始する必要があります。
パリパリキューは2種類のモードを搭載。
パリパリモードは油を多く含んでいるものやペースト状のものを処理する際に使用し、ソフトモードは野菜や果物の皮・麺類などを処理する際に使用します。
1日あたり最大2.0〜2.8kgの生ごみを処理できるので、5〜8人家族ぐらいの家庭であれば十分な処理容量です。
食材によってモードの使い分けができるものの、どんな食材も一度にまとめて投入できないという点は、ナクスルと比較すると使い勝手が悪いかもしれません。
3.「ナクスル」と「パリパリキューPPC-11」を対応食材で比較!
ナクスル | パリパリキュー | |
対応できる食材 | 果物、野菜 肉、魚 ご飯、パン、麺、穀類 お菓子 残飯 卵の殻 魚の骨や内臓 ペットのフン など | 人間が食べて消化できるもの 卵の殻 魚の骨 手羽先の骨 貝殻や牛骨などの固いもの プラスチック ビニール お箸 |
処理できない物 | 貝殻 大きな種子(アボカドなど) 牛や豚などの骨 果物の軸 割り箸、爪楊枝 紙、布、テープ ガラス、プラスチック、金属 タバコ など | 引火性物質(アルコール、ガソリンなど) 粉類(小麦粉など) 薬品類(化粧品、洗剤、漂白剤など) 着火剤(マッチ、ライターなど) 高温・火種となるもの |
ナクスルもパリパリキューも人間が食べて消化できるものは処理が可能です。
ナクスルは貝殻や大きな種子、割り箸や爪楊枝、布やテープ、ガラス、プラスチックなどのような異物は処理できませんが、特徴としてペットのフンも処理してくれるので、ペットを飼っている方には最適ですよ。
また、ナクスルで分解した生ごみは有機肥料としてと使えるので、家庭菜園をしている方にもおすすめです。
一方で、パリパリキューは危険薬物、粉類、薬品類、着火剤などは処理できませんが、割り箸や爪楊枝、魚や肉の骨、卵の殻などの異物が入ってしまっても処理してくれるので、細かな分別が面倒な方には最適ですよ。
4.「ナクスル」と「パリパリキューPPC-11」を運転音で比較!
運転音の大きさを比較すると、ナクスルの方が静かです。
ナクスルの運転音量は30db以下(17.3db~23.2db)なので、深夜の郊外ほどの静かさ。
一方で、パリパリキューの運転音は36dbなので、昼間の閑静な住宅街程度のイメージです。
ナクスルの最小17.3dbに比べ、パリパリキューは36dbと約2倍の違いがあります。
ですが、どちらも静音性に長けているので寝ている間に運転しても気にならない程度でしょう。
5.「ナクスル」と「パリパリキューPPC-11」を料金で比較
本体価格は、ナクスルよりパリパリキューの方が安いです。
どちらの生ごみ処理機も助成金対象なので、活用することでお得に購入できますね。
自治体によって対象かどうかや支給額が違うので、購入前に確認しておきましょう。
消耗品の交換はパリパリキューの方が頻度が高く、どちらも1〜2年に数回ほど購入・交換が必要となっています。
電気代はパリパリキューをソフトモードのみで使用した場合に限り、ナクスルと比べるとパリパリキューの方が安くなりますが、ほとんど差はないと言ってもいいでしょう。
それぞれ返品・交換等にも対応してくれますが、条件は異なるので注意してくださいね。
ナクスルは、購入日より28日以内に限り返品返金に対応してくれます。
パリパリキューは、商品到着後8日以内に連絡し、且つ商品を14日以内に返送すると返品・交換に対応してくれます。
「ナクスル」をおすすめの方はこんな人!
ナクスルをおすすめできるのは以下のような人です。
- 生ごみの匂いを無くしたい方
- 騒音が気になる方
- 生ごみを肥料にしたい方
ナクスルは生ごみの匂いを99.84%除去してくれる強力脱臭なので、匂いが気になる方には非常におすすめできます。
また、生ごみ処理機の購入を検討されている方の中には、静音性が気になる人もいますよね。
ナクスルの運転音は非常に静かでささやき声程度の運転音ですので騒音もほぼ気になりません。
そして、生ごみを処理するだけでなく、処理物を肥料として使えるのがナクスルの魅力のひとつです。
そのため、ナクスルは家庭菜園や農家を営んでいる人にとっては、特におすすめできます。
「パリパリキューPPC-11」をおすすめの方はこんな人!
パリパリキューをおすすめするのは以下のような人です。
- ごみの分別を手間に感じつから
- 生ごみ処理機の中で比較的安価な物をお探しの方
- 小型の生ごみ処理機をお探しの方
パリパリキューは、生ごみを温風乾燥で約1/5まで量を減らしてくれるので処分がとても楽になりますよ。
さらに腐敗しないためニオイやコバエの発生を抑え雑菌の繁殖なく室内を清潔に保てます。
パリパリキューは、プラスチックや割り箸、爪楊枝など食べ物以外でもそのまま処理の対象になっているものがあります。
そのため、分別が面倒だと感じる方にとっては、ナクスルよりもおすすめできるでしょう。
また、パリパリキューはナクスルと比べると、半分以下の価格です。
そのため予算を抑えたい人にはおすすめですね。
最後に、パリパリキューは、小型の生ごみ処理機なので自宅のキッチンなどスペースが限られている場所に置くには非常に便利な小型サイズです。
都心の単身世帯や核家族など居住スペースが限られている家庭にはおすすめです。
まとめ
今回は、生ごみ処理機として人気の商品「ナクスル」と「パリパリキュー」の違いについて5つ紹介してきました。
どちらにもメリットやデメリットがあります。
ナクスルのメリットはお手入れがしやすく、匂いを99.84%も除去してくれるが、本体価格が高めである点がデメリットと言えるでしょう。
一方で、パリパリキューのメリットは生ごみの量を約1/5まで減らせることや本体が低単価であることがメリットですが、交換部品が多く少し手間やランニングコストがかかってしまう点がデメリットであると言えるでしょう。
生ごみ処理機に何を求めているかによって魅力に感じる商品は変わってきますよね。
それぞれの商品を比較をしていただき、理想にマッチした生ごみ処理機を使って、生ごみから開放される生活を実現してくださいね。
ナクスルとパリパリキューPPC-11のよくある質問8選
ナクスルとパリパリキューのよくある質問について調べたのでそれぞれお答えします。
- ナクスルの効果は何ですか?
- ナクスルに何を入れていいですか?
- ナクスルに何を入れてはいけないですか?
- ナクスルの仕組みは?
- パリパリキューブに入れてはいけないものは何ですか?
- パリパリキューのフィルター交換時期は?
- パリパリキューの乾燥時間は?
- パリパリキューとは何ですか?
ナクスルの効果は何ですか?
ナクスルは、ハイブリッド脱臭システムを採用しており、生ごみの悪臭成分を99.84%も除去して殺菌・脱臭できます。
原理としては、UVランプからの紫外線による殺菌、また二酸化チタンの光触媒効果により匂いの元である有機化合物や細菌を酸化し水と空気に分解します。
ナクスルに何を入れていいですか?
ナクスルは、人間が食べて消化できるものであれば投入可能です。
人間が普段食べない卵の殻、大きい魚の骨、スイカの皮なども、時間をかければ少しずつ分解するので、投入可能ですが、プラスチックなど生ごみではない対象物は投入できません。
例外的に、ペットのフンは処理ができます。
ナクスルに何を入れてはいけないですか?
ナクスルは、人間が食べて消化できないものは基本的に投入してはいけません。
貝殻、大きな種子(アボカドなど)、牛や豚などの骨、果物の軸、割り箸、爪楊枝、紙、布、テープ、ガラス、プラスチック、金属、タバコなどは投入不可です。
これらは故障に繋がってしまうため、不安な場合は事前に調べることをおすすめします。
ナクスルの仕組みは?
ナクスルは、バイオ剤を混ぜ合わせ微生物が分解することで生ごみが消えていく仕組みです。
24時間いつでも生ごみを入れるだけなので、こまめに処理したい人におすすめです。
パリパリキューブに入れてはいけないものは何ですか?
パリパリキューは、発火・爆発の恐れがあるもの石油類、火薬・薬品類、アルコール類、粉体類、マッチ・ライター、みかんやオレンジなど、大量の柑橘類の皮などは投入してはいけません。
小さめのプラスチックやお茶パック、つまようじ等を誤って投入しても故障の心配はありません。
パリパリキューのフィルター交換時期は?
パリパリキューの脱臭フィルターは、4~9ヶ月での交換を推奨しています。
パリパリキューの乾燥時間は?
パリパリキューの乾燥時間は、モードによって目安が異なります。
パリパリモードは、約7時間30分~約10時間40分で、ソフトモードは、約4時間10分~約5時間20分を目安にしましょう。
なお、安全性を確保するために生ごみが未乾燥であっても、最大運転時間は12時間で運転が停止されます。
パリパリキューとは何ですか?
パリパリキューは、60℃から80℃に温められた空気を吹き付ける温風乾燥式の生ごみ処理機です。
乾燥させることで雑菌の繁殖を抑えられるので、臭いが激減しコバエの発生を防ぎます。
生ごみ処理機の中でも、サイズ感が小さく比較的本体価格がリーズナブルであることが、人気の要因だと言えるでしょう。
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